スタッフコラム
行動制限最小化領域 認定看護師①
精神科(行動制限最小化看護領域)認定看護師
武田慎太郎 看護部長
精神科認定看護師とは
精神科認定看護師とは、日本精神科看護協会による認定制度で、一定の教育課程を修了し、厳しい認定審査に合格した看護師に対して与えられます。認定看護師は、精神科の看護領域において優れた看護能力、知識を有すると認められた看護のスペシャリストです。
認定看護師は以下のような役割を担います。
1 すぐれた看護実践能力を用いて、質の高い精神科看護を実践すること。
2 精神科看護に関する相談。
3 精神科看護に関する指導。
4 精神科看護に関する知識の発展に貢献すること。
認定看護師になろうと思った動機は?
僕は看護師という職業が大好きです。
精神科の急性期治療病棟に勤務していると、精神保健福祉法による隔離や拘束など、どうしても行動制限が必要な場合があります。急性期治療病棟に勤務して10年以上になりますが、隔離、拘束による苦痛を少しでも和らげたいと日々考えています。苦痛を軽減するためには、より専門性の高い知識や技術が必要不可欠だと感じ、認定看護師を目指そうと思いました。
精神看護という職業は、本当に手間がかかります。特に、急性期病棟は大変忙しく、入院中の方の話をじっくり聞く時間がなかなかとれません。もちろん業務の効率化も必要なんですが、いろいろな手間を省こうと「本人の話を聞くことまで省いてしまっていた(笑)」なんてことにならないよう、看護の基本姿勢を忘れないよう気をつけないといけないと思います。そのために、精神看護をもっともっと勉強したい・・・というのが認定看護師を目指すきっかけだったかもしれません。
Q.今後の活動の目標は?
A.現在取り組んでいる行動制限最小化委員会の活動をこれからも続けていきたいと思います。各病棟で、重症の患者様と日々向き合いながら、一生懸命看護しているスタッフがたくさんいます。そんな患者様と、それを看護するスタッフの力に少しでもなるために、行動制限最小化委員会を通じて現場に出向いていきたいと 思っています。
もう一つは、いわくら病院の医療と看護をもっと社会に知っていただきたいと思っています。行政や看護学生や他の病院やクリニックなどの地域の医療関係者の皆さんにも、当院の医療や看護をアピールしていきたいと思います。
頑張っていきますので、これからどうぞよろしくお願いします!
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