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【しずはうす】「ショコラはうす」白玉あんみつ ~ №6 ~ | しずはらノート | 京都 いわくら病院 医療法人稲門会 精神科 老人介護保健施設(老健)訪問看護

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【しずはうす】「ショコラはうす」白玉あんみつ ~ №6 ~

 今回はあんこ好きのショコラメンバーからのリクエストで「白玉あんみつ」を作りました。

試作での寒天がやわらかすぎたので水の分量を減らして硬めに変更しました。

いざ、本番!

 

立位での作業となる為、耐久性の向上や物品の扱い、火の管理を通して注意力の持続や認知機能へも働きかけました。

 

しっかりと煮溶かした後は流し缶に移しいれて冷し固めます

均等になるよう慎重に注ぎ入れます

 

次に白玉作り

 

 

耳たぶぐらいの硬さになるようこねます

「これではまだ固いかしら?」とみんなで相談しながら水を足し調整します

 

 生地を作る工程は、全身の力を使う作業です。

また、指の運動は認知症予防とされています。

ほどよい硬さになったら丸めて沸騰させたお湯に一つずついれていきます

「大きさをそろえないとね」「大小できたら当たりはずれのないよう組み合わせたらいいわね」など会話がはずみます

 

 

浮いてきて1~2分したらすくい上げて冷水にとります

「もう上げてもいいわよね?」「そうよね」

 

 「誰かの為に」、「喜んでもらいたい」という気持ちが強い利用者様たち。

そのような思いを大切にしている利用者様に寄り添う事を日々考えています。

先に作っておいた寒天を流し缶からとりだし、1㎝角にカットします

「(試作の時とちがい)ちょうどいい硬さに固まってるわ」

 

 

試行錯誤する機会を設けることで、前回の時を思い出すことになり、認知面へ働きかけることになります。

 

寒天を底に、カットした果物や白玉、つぶあんを盛り付けていきます

「あっ!ここキウイがぬけてるわ~」とみんなで確認しながら盛り付けます

 

 

均等になるように全体を見ながら盛り付けをしていきます。

複数の中から異なるものを見つけるのは認知的に難しいことです。

皆で協力して盛り付けしました。

 

上から黒蜜をかけていきます

 

 

最後にアイス最中を飾れば出来上がり!試作では抹茶アイスにしたのですが、盛り付けていく間にどんどんと溶けて形がなくなってしまったため、本番はアイス最中に変更しました。

彩りもよく、ボリュームもありデイケアのみなさんに大好評でした♪

喜んで頂く声や顔を見る事で、達成感、満足感を感じます。

家では出来ないことでも「しずはうす」に行けば協力して出来る、という形を考え提供しています。