ソフトな容貌、飾り気のない物言い。
誰にもおだやかな印象を抱かせる崔秀賢院長。
しかし、その芯の強さは、いわくら病院の開放医療を、
どんな反対にあっても挫けずに推し進めてきたという事実が証明しています。
感受性ゆたかな少年時代に、恐ろしくてたまらなかった「死」。そして人間はなぜ、
差別や偏見をもつのかという疑問。
二つの大きな課題に、医療の世界でなんとか答えを出したいと願った崔が、
体を張ってでも実現させたかったのが開放医療でした。
「病気でつらい上に、なんで偏見を持たれなあかんねん」
「自分よりつらい人がいたら、分かちあわないかんのと違うの」
シンプルすぎるほどの思い。
しかし、それは徐々にまわりの人びとの心を動かし、
やがて「いわくらには鉄格子はなくて、情がある」と言われる、
「いわくら型民主主義」の医療体制を多くの人達と共に作り上げていきます。
いわくら病院とともに歩んできた歴史を、崔院長自身が語ります。
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