 |
いわくら病院では、患者様を単なる治療の対象としてではなく、一人の生活者としてとらえることを大切にしてきました。患者様の生活史や、患者様をとりまく家族についてよく知らなければ、本当の意味で適切な医療を提供できないからです。
患者様の痛みを他人事としてとらえず、同じ生活者としての共感の中で感じ取っていきたいというのが、私たちの姿勢です。 |
 |
治療する側が、ついつい上から物を言ってしまいがちな医療の現場。しかし私たちは、それは違うと思っています。治療の主体はあくまでも患者様。自己決定・セルフケアを尊重しつつ、専門知識にもとづいたアドバイスができるのがプロというものです。
私たちは押しつけを排除し、患者様の希望を尊重します。 |
 |
| 地域との関わりなしに、私たちは生きていくことはできません。いわくら病院を取り巻く地域のみなさんは、長い歴史の中で、心の病についての理解を深めてくださいました。これからも患者様が安心して地域に溶け込んでいけるよう、連絡を密に、ネットワークづくりを続けていきます。 |
 |
いわくら病院では「治療を受ける方」「治療をする方」という線引きは、あまりしていません。仕事である以上、スタッフに専門性は要求されますが、人間としての力が患者様よりすぐれているわけではないのです。
患者様とともに生きることによって、人間についての理解を深め、自らを知っていく、私たちはこの仕事をそんな風に理解しています。 |
 |
患者様と仲良く関わりたい、そう思うのは人情です。しかし、それと同時に、私たちは専門家であるということ。患者様はそのスキルを信じて、私たちに身を委ねてくださるのですから、確かな情報と技術に裏打ちされた、質の高い医療を患者様に届けるのは私たちの義務です。
私たちは、「人間的なおつきあい」という言葉の中に、決して甘えを持ち込まず、専門性を高める努力を続けていきます。 |